尾崎豊さん４００時間映像を再編集して映画化…来年１月公開「尾崎豊を探して」
2019年9月10日 4時0分スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20190909-OHT1T50238.html

「尾崎豊を探して」のポスター

「街の風景」を歌う尾崎豊（ｃ）２０１９「尾崎豊を探して」製作委員会

　シンガー・ソングライターの尾崎豊さん（１９９２年死去、享年２６）を題材にした映画「尾崎豊を探して」（佐藤輝監督）が、２０２０年１月に公開されることが９日、分かった。

　尾崎さんの初ライブビデオ「ＬＩＶＥ　ＣＯＲＥ」の撮影を担当した映像作家・佐藤輝氏（７１）が、尾崎さんを最も撮影した男として、最後の尾崎映像作品に挑む。８４年、新宿ルイードでの初ライブにさかのぼり、地方公演、ニューヨーク、大阪球場、国立代々木競技場から何げない日常まで、４００時間にも及ぶ映像記録を再編集。デビュー当時から２０代前半のライブ映像をあらゆる角度から見つめ直し、初めて日の目をみるありのままの尾崎さんを紡ぎ出した。

　佐藤監督は「尾崎豊の人生にまっすぐ真剣にぶつかってケジメをつける。青くさいですが、それが大人としての僕たちの責任だと思います」と意気込んでいる。

　代表曲「卒業」「Ｉ　ＬＯＶＥ　ＹＯＵ」「１５の夜」などを手がけ、８３年のデビューから尾崎さんが最も信頼していた音楽プロデューサー・須藤晃氏（６７）は「彼の言おうとすることを作品に落とし込むことだけに必死だった。正体を見たことはなかったんじゃないかと不安になったことが何度もある」と当時を回顧。その上で、「泣きながら『卒業』を歌う尾崎の映像を初めて見た。そこに彼の隠しきれない秘密を見た気がした」と、未公開の映像に息をのんでいる。

（おわり）