１０８年ぶりにワールドシリーズを制覇したカブスの勝利を、２７年前に “予言”していた映画があった・次はトランプ大統領！？

８日の民主党ヒラリー・クリントン氏（６９）との決戦を前に、映画、野球、政治の枠を超え全米が盛り上がりを見せている。

カブス制覇を予言していたのは、大ヒットしたＳＦ映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの「パート２」（１９８９年公開）。
物語の舞台となる８５年から、３０年後の２０１５年１０月２１日にタイムスリップした主人公・マーティが、
繁華街の電光掲示板に表示されたワールドシリーズ「カブス勝利」を目撃し、驚愕（きょうがく）する様子が描かれている。

当時は「ありえない出来事」の代表とされていたが、カブス自体は２０００年代に入ると地区優勝を重ねるようになり、
昨年にはナ・リーグ優勝決定シリーズに出場するなど、チーム自体の成績は上向きに。映画の世界から誤差わずか１年で快挙を実現したことになる。

「パート２」の凄さはカブス制覇だけにとどまらず、米大統領選の共和党候補トランプ氏の昨今の注目ぶりを“予想”したような人物「ビフ」が登場する。
マーティと敵対するビフは、カジノ経営者として成功を収め、劇中では「アメリカ一の富豪」と紹介されるほか、
ニュージャージー州にある「トランプ・プラザホテル」にそっくりなカジノビルまで登場する。

昨年になり、映画の脚本家のボブ・ゲイル氏が、ビフはトランプ氏に着想を得ていたことを明かしている。

２７年の時を経て「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が“野球”と“政治”という２つの未来をほぼ的中させたことに、
ツイッター上では「凄すぎる！」「監督こそタイムマシンを使っていたのでは？」といった映画ファンの驚きの声や「カブスの次はトランプだ！」
「トランプが勝ったら映画と同じようになる」などの書き込みが多数。ただ、映画では大富豪になったビフも、ストーリーが進むとダメなおやじに逆戻りしてしまう。

８日（現地時間）に迫ったトランプ氏とクリントン氏の直接対決。どんな結末を迎えるのだろうか。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2016/11/04/kiji/K20161104013655340.html