呪い(キノコ)と言っても納得ができないシーンは何箇所もあったけど
明確な答えがよくわかんないんだよな。
スッタコダンスが本当に効いてるのとかすげーけど、結局
誰の言ってる事が嘘なのかよくわかんない。
國村隼はいまいち、どっちか分かんないけど、ポニテの祈祷師が悪党っぽい気がする
するってーと、あのコエー白無垢の女性は良い怨霊？
うーんわかんね。

結局のとこ、國村はあの女から村を守るためにやって来た祈祷師（まともな人間）で
最後の洞窟のシーンとか山で鹿を食ってる赤い目の國村は村人たちの幻覚（悪夢）てことだよね?

途中神父が、見てないものを信じるのか？的な説教してたけど、神を信じるお前がそれ言うかって思った。

祈祷師はヤツを殺そうとしたけど、主人公に止められて、結局失敗。
主人公は殺したつもりだったが、実は生きていた。

祈祷師が家でおびえていた場面は、生きていたヤツが襲ってきたところ。
その後で、祈祷師が車でソウルに向かっていたのは、逃げていたのではなく、
すでに取り憑かれた後。襲っていたのはヤツでなくて、女。

そう考えるとすべてしっくりくる。

祈祷バトルのとこって祈祷師→國村に殺打ってる、國村→トラックにいた男に何かしらの祈祷 で合ってる？
あと國村がトラックの男がいなくなってることに焦ってたのはなぜ？

俺が疑問なのは、主人公が例の女と対峙するシーンで、なぜ俺が狙われた？→國村隼ぶっ殺したからいうやりとりがあったけど、いやお前が突き落として車で殺させたんじゃないのか？って。

主人公が白い女と対峙する場面で鶏が３回鳴いたら…て時に
白い女の後ろにピンクの髪飾りが落ちてたんじゃなかったっけ?

まぁいろいろ分かんない傑作だけど、もう一度観てみようとはおもわんなｗ

・女はどこかで生活してる描写もなく、薄い服装で野山に急に現れ、音もなく主人公に近づいたり、消えたりする。
・悪霊女は生きてる人間に悪夢を見せたり、呪いをかける、死者をゾンビのように操ることが出来る（？）
・國村は女悪霊と戦うためにここにいる本当の聖人
・女に会った直後に事件現場の裏手で主人公が赤目國村に襲われたのは女が見せた幻影(國村を敵だと思わせるため)
・おそらく冒頭の健康食品屋が赤目國村に襲われたのも女が見せた幻影(村人全員に國村を敵だと思わせるため)
・娘に國村の悪夢を見せることで主人公に國村を襲わせようと画策している
・國村は死者の写真を祈祷して女悪霊が死者をゾンビか出来ないように妨害していた(だから事件現場の被害者の写真を全部持ってる)
・國村は山中の車内で新しい死体を発見→「はやく写真とって祈祷しなきゃ！」→勘違いした別の祈祷師に妨害されゾンビ誕生
・國村は主人公とその仲間に襲撃され車にはねられて死亡、だが聖人なので不死身
・過去に何度も國村は普通の人々に自分の使命を説明しようとしたが誰も信じない＆殺害されてしまうので信じてもらうことを諦めている
・もう一人の祈祷師が写真を持っていたのは國村の使命を受け継いだから？

それと、よくこれレイティングGで通ったな

鶏の鳴く前に帰ったら家族「全員」死ぬ？
前段で既に娘は死んでいる？

はっきり言えるのは、160分近い上映時間を一瞬もダレさせない
演出力が強烈　凄まじい力量

私の解釈はきわめて素直で、国村=悪霊で、白い女=善　祈祷師は国村側で
祈祷で苦しませたのは国村ではなく娘の方、
蛾で祈祷師の逃亡を防いだのは遠ざけないためではなく白い女が事故死を図った

国村と祈祷師は祈祷合戦をしていたのではなく、
祈祷師は娘の「殺」を目論み、国村は腐敗死体のゾンビ化を狙った

娘が短期間だけ正常に戻ったのはその間、国村が弱っていたから

最後の國村は聖痕を持つ善なる存在なのにイサムの思い込みが悪魔に見せてるのか、
またはあの村に「疑念」を与えて破滅させる悪魔そのものなのか、
もしかしたら全部がイサムの見た幻かもしれない

ずっとこの映画のことを考えてしまう、凄まじい映画だ

俺は
なんでも日本人のせいにしてんな、ってメッセージを感じた。

山の中といえば、山の中で女の子追いかけるのはマズイよｗ

っておもったが悪徳市長そっくりの顔の祈祷師に鼻血ブーさせたり
現実への干渉力は結構物凄そうなんだよな…

あと祈祷音頭が実は娘を狙ってた説あるけど
それだと日本人が苦しんでる時に杭打ち人形と同じ位置を押さえてる事の説明がつかないんだよね

・祈祷師と悪魔はグル、祈祷師は大金も入るしwin-winだろうな、客が死ねば文句も言われないし
・髪飾りはお守り、と考えられる
　警察署に裸の女が来た頃に入口付近に落ちてたの守ってたからとか
　白服の女が守り神説だが、白服は日本人と祈祷師にだけ

・最後の日本人が悪魔に見えるシーンは、キリスト教徒であるイサムの幻覚とも考えられるが
　日本人生きてんのも違和感あるから、悪魔だったオチかなぁ
　ただ、ビジュアルが悪魔っぽ過ぎるので、イサムの主観が影響しているとは思う

・この映画、何が本当か分からないっていうのは重要、前半でもそのモチーフがある

　裸の男が出てきた映像は、聞いてる話、夢落ち、ときて
　白服の女と初対面の後出てきてる（これは夢落ちじゃなかったよな？）

　現場に遅刻するチュング、一、二回目は噓で親のせいにするのかとか言われたけど
　ヒョジンが熱を出して遅れたときも似たように怒られる

・ラストでチュングが、娘のためだから（殺しは）仕方なかったんだ！
　と言ってるのは
　ろくに証拠もないのに過激に復讐してしまう韓国人自身のやり方への批判なのかなぁとか思った

一応、一分五十秒頃からカットした結末
https://youtu.be/62bt5ZdRJ7w

ラストあたりはちょっと寓話的だった
鶏が三回泣くまでに帰れとか、日本むかし話的な異世界感

洗濯機もないような山奥のまずしい農村で
正直知的レベルの低い村人達が
何を信じていいのかわからずパニックになっていく

見ている方もリアリティラインをどこにセッティングしていいのかわからない

ただ主人公が途中で夢オチしてしまうところで「あ～」って思ったわ。
信頼できない主人公系はいくらでも解釈できるからめんどくさい
かつ主人公自体知的レベルも低く、自主性のない優柔不断で
二日酔いをするくらい酒を飲む人間だし

もともとオカルトとも病原菌による幻覚ともとれない不思議な現象の数々の中に
不安定な主人公を入れることで、映画を観ている側がさらに映画内での
減少に疑いをつのらせてしまう。それが楽しいといえばそうかもしれないけど
すっきりとしないフラストレーションがずーっと続く苦痛もあった。

どこからどう見てもこの映画は「信頼できない主人公系」じゃないけどな

夢の場面はあっても夢オチなんてどこにも無いしww

ひょっとして宇多丸の映画批評の真似をすれば
自分の感想に説得力を持たせられると思ってる類の人？

う～ん　私はそれはちょっと違うと思う

イエスキリスト的　ってのが誰の発言か知らないけれど
キリストと同じ言葉を言い、聖痕があり、死者を蘇らせ、自らも一度死んで蘇る
完全にキリストだけど、見ようによって悪魔というより
これだけキリスト的なものが実は悪魔である、という
強烈なアイロニーだと私は思ってる

それを踏まえると、最後の國村が悪魔になる流れを思い出される
悪魔だと信じて乗り込んだ→お前は客観的に見ているのか？と諭される
→悪魔じゃないと言ったら信じよう→悪魔でした
証拠もないのに心理的に訴えかけられて考えを曲げさせられる

これって日本人を殺す流れと近いかもしれない
娘が危険だから、怪しいから証拠が無くても殺しに行く

・白い女は國村と主人公しか見てない
・復活國村＆悪魔は見習い神父しか見てない
※見習い神父は発症者に噛まれており、その叔父もキノコの毒で発症

観測はされてないけど映像として描かれてたのでは、國村がおまじないやってた相手は、山中のトラックで見かけた、雷に打たれてたあいつであって娘ではなかったってのもあったし、
シャーマン側の儀式で苦しんでいたのは娘

からすと犬が、どういう意味を示してるのかな
後、熱だしたときの屋根裏の音

女が聖で善なるものというのは見た目の印象だけだよね
餌（石）を投げて主人公をこの世界に引きずり込んだのは女なんだから

あえてほぼ人間説で考えてみると、
國村＆祈祷師はグルの詐欺師。韓国という環境において、田舎で人里離れて住む怪しい日本人を演出し、悪霊扱いし、高額の祈祷料を踏んだくる。
國村は人間ゆえに白い女と違って、消えることもできなければワープも不可能。祈祷しもマジ物の霊にはビビる
國村が白い女を追いかけたのは、目撃者だと思ったから。ラストに洞窟内で、神父助手に生きて帰れると思ってるのか？的なことを言ったのは、あくまで死んで終わりのはずの自分の生存を見られたから
錯乱、凶行、後に死亡は、あくまで観測された事実の健康食品混入物が原因