おまいらが思う絶望的な映画ってなに？絶望しかない作品って実は難しいのかな

書籍『観ずに死ねるか！傑作絶望シネマ88』の刊行を記念する特集上映が、8月1日から東京・テアトル新宿で開催される。

同イベントでは、様々な「絶望」を描いた映画を紹介する6月14日刊行の『観ずに死ねるか！傑作絶望シネマ88』に掲載された作品を中心に上映。
上映後には、監督や出演者を含む様々なゲストを招いたトークイベントも連日開催される。

上映作品は、柳町光男監督『さらば愛しき大地』、
パク・チャヌク監督『オールド・ボーイ』、深作欣二監督『軍旗はためく下に』、
今村昌平監督『復讐するは我にあり』、エレム・クリモフ監督『炎628』、森田芳光監督『ときめきに死す』、
ナ・ホンジン監督『チェイサー』、北野武監督『ソナチネ』、リドリー・スコット監督『悪の法則』など12作品。

トークゲストには、柳町光男、秋吉久美子、松崎まこと、中井圭、武田梨奈、
松崎健夫、高橋ヨシキ、松江哲明、原一男、中村うさぎ、
田野辺尚人、高橋伴明、宇崎竜童、伊賀大介、宇多丸（RHYMESTER）、
三沢和子、樋口毅宏、大谷ノブ彦（ダイノジ）、岩井志麻子、倉田真由美、
立川志らく、高橋洋二が名を連ねている。
各作品の上映スケジュールやトークイベントの詳細は、オフィシャルサイトで確認しよう。

そーす
http://www.cinra.net/news/20150704-zetsuboumizushine
炎628

ソナチネ

アメリカンクライム (リメイク版の隣の家の少女より佳作)

キングダムは好きだったんだけどなあ。

暗黒街の二人

不細工なゲイのおっさんが主人公。
勇気を振り絞ってゲイのパーティーに行くがリア充ゲイに疎外され、
翌朝の帰り道地下道で死亡。
その死体から子供たちが笑いながら財布を抜き取る。

1945年の終戦直前のドイツ国内が舞台。
愛国心に燃える中学生位の男子達が主人公。
国の為に戦いたい！
そんな子供たちにも遂に召集が来た！
大喜びで故郷の町を出発して軍の基地に出向くと、訓練抜きで武器を持たされ、故郷の町を流れる川に掛かる橋に戻らされた。
｢この橋を死守せよ｣という命令を受けて。

ドイツ軍が逃げて来て橋を渡る。
それからしばらく後に米軍がやって来て子供達と戦闘になる。
　　　　　　　　(中略)
子供たちは一人を残して全員が死に、橋が落ちて米軍も全滅。
唯一の生き残った少年が、ダラダラ血を流しなが
｢……帰んなきゃ……｣と自分の家の方向に歩いてく後ろ姿で【ende】

物語冒頭で、ニューヨーク･マンハッタン島に流れ着いた漂流船からゾンビが逃げる。
この漂流船は一体何処から？
調べてたどり着いた島はゾンビだらけ。
ほうほうの体で逃げ帰ったら、最初に逃がしたゾンビのせいでニューヨーク全部がゾンビの世界に…

ゾンビ映画は絶望率が高い。

地味だが平和で楽しく暮らしていた平凡な一市民達が、偶然にもドラッグとマフィアがらみの超ヤバイ｢遊んで暮らせる程の超大金｣を手に入れ
｢警察やマフィアもこれを探しているだろうから、それをやり過ごそう｣という究めて単純なプラン……それすら守れず次々と自滅していく一市民たち。
とどめに、今までの｢地味だが平和で楽しい｣と思っていた暮らしが｢実はそうではない｣と知らされた上で、その｢実は糞のような生活｣を守るために超大金を人知れず廃棄しなければならなくなる絶望感。

如実に演出域を超えて、いと、ゆかし。

ブルークリスマス
倉本聰原作のSF 庵野がかなり影響受けたらしい
全く救いの無いラストがトラウマ

D.リンチ

…｢絶望｣というのとは少し違うのかも知れないが、ほぼ全滅オチな古典映画3本