『チワワちゃん』2chでの評価

パンフによると
600万円でバカ騒ぎのシーンだけで
撮影に5日も使ったらしい

大金の使い道を知らないのは監督も同じだw

なんか監督は一生懸命撮ってるけど、コレジャナイ感満載。
岡崎京子の世界はもっとガチャガチャしててセンシティブ。ミュージカルシーンもどきがダサすぎてウンザリ。

キネ旬の採点表では「岡崎京子原作映画の最高傑作」とか「現代の市民ケーン」とか凄い高評価で期待したが…
門脇麦×成田凌はやはり「ここは退屈迎えに来て」を思い浮かべずにはいられなかった
ハラダのSEX三昧早回しは時計じかけのオレンジオマージュ？

原作読んだことないけど映画は面白かった

最後の疾走シーンは何を伝えたかったんだ
幻の割に鮮明に見えすぎてギャグにしか見えなかったぞ

次は「ジオラマボーイ パノラマガール」か？「pink」か？ はたまた「ハッピィハウス」を連ドラか？
いずれにしてもこれ見よがしなダサい映像は勘弁して欲しい。

映画化するなら｢愛の生活｣がいいなあ
全体的に淡々としてオリジナル要素を入れる隙がなさそう

ウチにある「チワワちゃん」初版を読み返した。
岡崎京子のあとがきの日付が1996年3月31日。そのわずか1ヶ月と20日後、彼女は事故に遭い、
意識不明の状態の7月に初版が出ていたのだな。要は事故前の本人が最後にまとめた短編集ってこと。
でも、当時は長編の「リバーズ・エッジ」以降、短編集ばかり出していた時期なので、
この本もそんな中の一冊という感じだったな。

改めて読み、原作と比較すると600万円と浅野忠信以外、ストーリーは基本的に原作に忠実に作っているわけだが、
圧倒的な違いは人種の違い。なんだろうあのパリピで描いてしまった違和感は。

チワワは原作でも空っぽだけど、原作の他の子たちは、お金ないけどサブカルにどっぷり浸かっていて、
きっとトルーマン・カポーティーとか浅田彰とか読み、モリッシーとか聞いちゃう連中なんだよ。
そんな岡崎作品に共通するモノはそれなりに知ってるし、色々考えてるけど屈折している部分がまったく感じられない。
映画の消費文化の飼われたロクに本も読まない馬鹿みたいな描き方は全然共感出来ないのだよなあ。

根本的に岡崎京子の世界からは文化的にかけ離れた作品だと思った。

この映画って東京じゃなくて
静岡が舞台だぞ

浅野忠信のカメラマンがロバートの秋山がやりそうなキャラにみえて可笑しかった
カメラのレンズを覗かずにモデルの目を見ながらシャッター押すとか反則だわw