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出演:パク・ジフ、キム・セビョク、イ・スンヨン、チョン・インギ
2018年/韓国、アメリカ/138分/PG12
配給:アニモプロデュース
https://bookstand.webdoku.jp/cinema/review/202006/18103928.html
映画全体にこれからの未来に向けた「希望」「愛」「生命力」が感じられた。
主人公ウニは中学二年生だけれど、私は自分の高校2年生のころと重なる部分が多かった。
進路のことで親ともめる毎日、そんなときに今の職業が向いているのではないかとアドバイスをくれたのは当時通っていた進路相談員の先生だったのだ。
きっと、この映画の端々に見ている人にリンクするようなストーリーがあるのではないだろうか。
鑑賞後に感じる、軽いやけどをした時に感じる少しだけヒリヒリとした感覚。ずっとそんな感覚が心のどこかに残ってほんの少しチクチクとした痛みを残している。
思春期の淡く苦い、忘れていた思い出を思い出させてくれる1本だ。
(文/杉本結)
https://apeople.world/ja/culture/movie_084.html
ひとは、肝心なときほど、なにも言わない。慰めのことばなど要らない。これ見よがしの表情も要らない。
ただ、黙っていれば、それでよいのだということ。
キム・ボラはやさしい。決定的にやさしい。
世界を救うからやさしいのではない。世界をただ見つめているだけだからやさしいのである。
Written by : 相田冬二
https://www.tst-movie.jp/hh-ha/hachidori.html
ウニと同世代の人が感情移入しやすいのはもちろん、大人でも「自分にもこういう時期があったな」と、当時の感情や感覚がリアルに呼び覚まされて、誰もがこんな風に成長していくんだなと思えるので、普段のイヤなことも前向きに捉えられる元気をもらえます。
そして、ウニを見事に演じたパク・ジフの演技力と佇まいにもご注目ください。
https://www.cinematoday.jp/review/8006
はちどりは、鳥類の中で最も体が小さく、羽が目に見えないほどの高速で羽ばたく。
それによく似た、目を凝らさなければ見えない主人公の心の羽ばたきを、映画は静かに映し出していく。
そこに、90年代の韓国ソウルの社会の空気の変化が、実際に起きた出来事とともに、そっと重ね合わされていく。
その手つきがさりげない。
平沢 薫
おっさんだから「存在はしたが作中では描かれなかった」エピソードにばかり気が向いてしまう
ウニが主人公だからウニの経験、ウニの感情の移ろいに観客としては自分を重ね合わせてしまうけど
母に引きずられて行く彼氏にも
ウニより酷い暴力をふるわれてる親友にも
ウニに惚れてすぐ醒めて離れていく後輩にも
実は人情味があった文房具屋の店主にも
病院で同部屋だった老女たちにも
父にも母にも兄にも姉にも
それぞれが主人公のドラマがあったのだということを考えずにいられなくなる
ウニの家の団地は江南地区にあったと聞く
今の江南の姿から立ち退き拒否の様子は想像もつかない
劇場増えたので見る人も増えたらいいな
演技力高い、緊張感ある
シーンの切り替えが早いな。