松竹が新作映画23本のラインナップ発表、池井戸潤原作「シャイロックの子供たち」や中田秀夫の新作ホラー解禁

松竹が2022年から2023年にかけて公開する映画のラインナップを解禁。新たに池井戸潤の小説「シャイロックの子供たち」の映画化と、「スマホを落としただけなのに」「事故物件 恐い間取り」の中田秀夫による新作ホラー映画の製作が明らかになった。

公開する映画は計23本。実写邦画が12作、劇場アニメが7作、洋画が4作という内訳となっている。邦画にはコロナ禍の影響で製作や公開が延期になっていた役所広司主演の「峠 最後のサムライ」、実写版「耳をすませば」も含まれた。なお松竹は映画以外のコンテンツとなるODSの5本も発表。全ラインナップは下記に掲載している。

2006年に刊行された原作「シャイロックの子供たち」は、ある町の銀行で起こった現金紛失を軸に、事件の裏に透ける行員たちの葛藤を描いた群像劇。池井戸自身が「僕の小説の書き方を決定付けた記念碑的な1冊」と明言する作品だ。2022年にはWOWOWで連続ドラマがオンエア。松竹による映画は、池井戸原作の映画「空飛ぶタイヤ」も手がけた本木克英が監督を務め、2023年に公開される。

「事故物件 恐い間取り」で2000年以降に公開されたホラー映画における国内最高の23億円というヒットを記録した中田。再び松竹とタッグを組んで新たなホラーエンタテインメントを世に送り出す。タイトルは明らかになっていないが、2022年内の公開予定だ。

洋画の配給も手がける松竹は、このたび新たに3作の日本公開を明らかに。「性の曼荼羅」で知られるインド出身のパン・ナリンが映画に恋したチャイ売りの少年を描く「Last Film Show（英題）」が2022年、疎遠だった両親が事故で亡くなり残された弟と出会う女性を描き、中国で興行収入146億円のヒットを記録した「Sister（英題）」が2023年、名だたるアクションスターの共演で傭兵軍団の活躍を描く「エクスペンダブルズ」シリーズ第4弾が2023年に封切られる。

■松竹 2022年、2023年ラインナップ
映画
「銀河英雄伝説 Die Neue These 激突 第一章」2022年3月4日（金）公開
「銀河英雄伝説 Die Neue These 激突 第二章」2022年4月1日（金）公開
「銀河英雄伝説 Die Neue These 激突 第三章」2022年5月13日（金）公開
「ウェディング・ハイ」2022年3月12日（土）公開
「東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォーズ」2022年4月1日（金）公開
「『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編」2022年4月22日（金）公開
「ホリック xxxHOLiC」2022年4月29日（金）公開
「大河への道」2022年5月20日（金）公開
「帰らない日曜日」2022年5月27日（金）公開
「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」2022年6月3日（金）公開
「峠 最後のサムライ」2022年公開
「映画 ゆるキャン△」2022年初夏公開
「モエカレはオレンジ色」2022年7月8日（金）公開
「劇場版 ツルネ（仮題）」2022年夏公開
「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ」2022年9月2日（金）公開
「HiGH&LOW THE WORST 続編（仮題）」2022年初秋公開
「中田秀夫 ホラー最新作（タイトル未定）」2022年公開
「耳をすませば」2022年秋公開
「ある男」2022年秋公開
「Last Film Show（英題）」2022年公開
「月の満ち欠け」2022年冬公開
「かがみの孤城」2022年冬公開
「Sister（英題）」2023年公開
「シャイロックの子供たち」2023年公開
「The Expendables 4（原題）」2023年公開

OSD
「MET ライブビューイン グ 2021-22 シーズン」 公開中
「プレゼント・ラフター」2022年3月11日（金）公開
「シネマ歌舞伎『桜姫 東文章 上の巻』」2022年4月8日（金）公開
「シネマ歌舞伎『桜姫 東文章 下の巻』」2022年4月29日（金）公開
「The Wind in the Willows（原題）」2022年7月8日（金）公開
「Lady Day at Emerson’s Bar and Grill（原題）」2022年10月14日（金）公開