『ベルファスト』の評判

ROMAとジョジョラビットみたいだけどどちらにも達していない、
なんでこれがアカデミー作品賞有力候補なんだろう、自分にはわからなかった

見てきたが、これって実際はたくさんの人が殺されてるんだろ
もっと過激に描いても良かったのでは

ケネス・ブラナーが故郷の暗部を告発する映画じゃなく
ケネス・ブラナーが故郷の楽しい思い出を語る映画

少年のある意味無邪気な目線なのでどうにも入り込めず
ケン・ローチの描景の方が自分には合ってる

2時間半の映画の最初の1時間分を省いたような映画だった

残された婆ちゃんが気丈に送り出したけど実は寂しがってるの少しキタ
ジュディ・デンチがちゃんと候補になれて良かった

リバティ・バランスを撃った男
チキチキ・バンバン
真昼の決闘
スター・トレック（TVシリーズ）

…映像もので他に何が出てましたっけ？

映像は引用されなかったけどサンダーバードのコスプレしてたよね

教育に宜しくない映画

あれは恐竜100万年

ばあちゃんと見に行ったお芝居はクリスマスキャロルかな

見た感想でいうと、ちょっと小津監督の「晩春」とか「おはよう」とか思い出しちゃった。
この題材なのに松竹大船撮影所感が強くて、ほほえましくはあった。

ただ、オスカーは無いかなぁ・・・？良い映画だとは思ったけどね。
ケネス・ブラナーはロイヤル・シェークスピアカンパニーを代表する俳優のくせに
アメリカ映画っぽい映画の撮り方をするなぁ‥と昔から思ってたけど
これ見て納得。なるほど・・。

ケネスブラナーの映画ってなんでやたら硬質なんだろう、シェイクスピア出だから？
アメリカ映画でももっと躍動感あって繊細な作品あるよ
毎回心の機微を描くの下手だと思う
祖父母と両親の描写は良いのに兄ちゃんの影薄すぎだし
児童文学的味わいあって次第点ではあったけど満点出せる素材で勿体ない
音楽は良かった

使用映画imdbにあったわ

Films mentioned or shown. Robin and the 7 Hoods 1964, although probably not quite the film Buddy was excited to see at the cinema,( they saw One Million Years BC instead.) The Man Who Shot Liberty Valance 1962, (shown on tv) One Million Years BC 1966 (at the cinema in colour) High Noon 1952, (shown on tv) theme song The Ballad of High Noon, (do not forsake me, o my darlin) also used in a street sequence. Lost Horizon 1937, gran tells Buddy about when she saw it at the cinema. Chitty chitty Bang Bang 1968 (at the cinema in colour)

https://m.imdb.com/title/tt12789558/trivia/

環境にいい、ってもうこんな時代から売り文句だったんだね

じっちゃんばっちゃんがいい味出してたな
ジョジョラビットとか言われててほんまそれやなと気づいたけど
めっちゃ良い映画で泣いた
洗剤とかの笑うポイント
旦那が歌でキメるポイントカッコよくて痺れたー

本人の実話をもとにしているから、いいんだろうけど
ちょっとディティールで「ん？」と思った点はあったね…。

ベルファストからロンドンって、東京⇒博多ぐらいは離れている感覚が
あって、飛行機で行き来する距離なんだけど、そんな５００ポンドぐらいで
がたがた言ってる労働者階級の大工が　２週に一度帰ってこれるんかいな？
とは思っちゃった。

あと、「そんなロンドン行って家くれる工務店のオヤジって、どんなんや？」
とか思っちゃった。

だけど、これ実話ベースだからリアルなんだけど、
ホントの「リアル」と、納得できる「リアリズム」って
必ずしも一致しないんだなぁって思っちゃった。

当時のロンドンはめちゃくちゃ好景気で底辺階級ですらチャンスにあふれていたという時代背景も頭に入れとかないとね

都市部に労働者が集まりすぎて中産階級が郊外に逃げた

60年代のロンドンの平均年齢23才
音楽や映像などポピュラーカルチャーを生み出したのも労働者達だった

ベルファスト７１って映画をアマプラで見て良いと思ったんで兵士視点と一般人の子ども視点の対比のためにこれも見たいね

キュアロンの「ROMA」に雰囲気が似てたな
少年時代の半自伝的内容、モノクロ映像、家族で映画、街中での争乱などなど同様の要素が色々あった

まぁ、それにしてもパパがカッコよすぎるなダメ男なのに

ママもスタイルが良くて美人すぎだろ
あんなスタイルのいい美人ママを周囲が放っておくわけがない

パパの俳優ジュードロウに似てると思ったけどよく見たらそうでもなかった

ダディが小顔すぎて息子のバディの方が顔がデカかった

20代でケネスブラナーが出した自叙伝を昔読んだけど、うっすら記憶にあるその本の内容と重なった
ブラナーの映画は完璧でなくどこか抜けてるというか緩和な感じが人間味があって好き

最高だった…
ジュディデンチにシングストリートやらせるのはズルい
あんなん絶対泣くやん

席替えのシーンで一番笑いが起こってたな
おつらい映画じゃなくてよかった

ケネス・ブラナーってこれまでは自分の（ノーザン）アイリッシュとしてのルーツのことを語ってこなかったしアイルランドでもアイルランドの監督して捉えられてこなかったからここに来てこんな作品作ったのは意外

ケネス・ブラナー＝アイルランド系というのはちょっと違うような
Ｊ・F・ケネディがアイルランド系だという同じ意味でアイルランド系ではないよね
なぜならケネディ大統領はカトリック教徒だったけど、ケネス・ブラナーはプロテスタントだし。
たぶん元々アイルランドへ渡ったイングランド系住民じゃないかな

北アイルランドのプロテスタントだから
アイルランドの監督って全然意味が違うよ
一旦背景整理したら？

でも北アイルランドのプロテスタントにもアイルランド訛りを喋って英国人というよりアイルランド人だと自覚してる人は多いんだよね

北アイルランドには英国王室への忠誠を誓うロイヤリストたちもいるからね
一口にプロテスタントと言ってもプレスビテリアンもいれば、英国国教会派の人もいる。
イギリスとアイルランドの関係はもう数百年にも渡る歴史があって
数百年の間、北アイルランドの土地に住んでいる住民にはもう土着の「北アイルランドナショナリズム」みたいなものがあるんだろうな
ただダブリンを中心とする南の地域に住んでいるカトリック教徒でケルトの伝統を重視している住民とはもう相容れないんじゃないかな？
現実にはスコットランドもカトリックとプロテスタントで分かれているしね

途中睡魔が襲ったくらい退屈な映画だった

監督のスタンドバイミーだったな

アイルランドは国家としては宗教に中立な立場かもしれないが、
現在でも国民の80パーセントがカトリックを信じているらしいから圧倒的にカトリックの国だよなあ
宗教が一切問題にされないというのは偽善だな
北アイルランドの問題で、カトリック教徒が差別されているとしたら、北アイルランドのプロテスタント系の住民が
アイルランド島においては少数派だという意識があるからじゃないかな。
根底にあるのはやはり宗教対立だという気がするけど。

紛争よりも親の仕事の都合で転校する子供の話って感じだったな
ショッキングな冒頭5分の後もなんか楽しそうにあの街で過ごしてたからそこまでの悲壮感は無い

それが肝だよね
のほほんと過ごしてたのに突如襲撃に巻き込まれて兄もギャングに誘われてた
危険地帯で子ども育てられない

パパはフィフティシェイズオブグレイの人なのか