
My Salinger Year
(2020-02-20)
主なスタッフ
Director : Philippe Falardeau
Script Coordinator : Rick Cranford
First Assistant Director : Michel Marrec
Script Supervisor : Mona Medawar
Second Assistant Director : Fanny Hudon
Third Assistant Director : Florelle Del Burgo
Third Assistant Director : Anik Drapeau
Additional Third Assistant Director : Lisa Diallo
Additional Third Assistant Director : Elzbieta Miszkurka
上映時間
101分
キャスト
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Margaret Qualley
Joanna
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Sigourney Weaver
Margaret
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Douglas Booth
Don
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Seána Kerslake
Jenny
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Brían F. O'Byrne
Hugh
公式サイト
https://bitters.co.jp/mynydiary/
公式Twitter
https://twitter.com/my_ny_diary?s=21
(deleted an unsolicited ad)
:フィリップ・ファラルドー
出演
:マーガレット・クアリー、シガニー・ウィーバ ー、ダグラス・ブース、サーナ・カーズレイク、ブライアン・ F ・オバーン、コルム・フィオールほか
原作
:「サリンジャーと過ごした日々」(ジョアンナ・ラコフ 著/井上里 訳/柏書房)

今回解禁された30秒予告は、作家を夢見てニューヨークにやってきたジョアンナ(マーガレット・クアリー)が老舗出版エージェンシーで働き始める場面から始まる。エレガントな白のロングコートを身にまとったベテランエージェントのマーガレット(シガニー・ウィーバー)が、タバコを片手に颯爽と出社し、新人アシスタントのジョアンナに厳しいダメ出しをしていく。ジョアンナの日課はサリンジャー宛の大量のファンレターに定型文を返信すること。しかし、彼らの情熱に溢れた手紙に心を揺さぶられ、「きちんと返事をすべき」とマーガレットに意見する。
部下のジョアンナをそっと見守るマーガレットの姿やふたりが抱き合うシーンが映し出され、「文芸版『プラダを着た悪魔』!」というレビューからも、上司と部下が信頼関係を築いていく感動のドラマを想起させる予告編となっている。
孤高の天才作家を支えた出版エージェンシーでの<知られざる実話>にも期待が高まる本作。本が生まれる現場での様子が垣間見える内容は、映画ファンのみならず文学ファンも必見だ。
詩人になりたいジョアンナが出版エージェンシーで働き始め、夢と現実のギャップの中で奮闘する話。
すごく良かった。夢を追って田舎から出てきた主人公と自分が重なって共感しっぱなし。
仕事でやらかして凹んだとき、いつも厳しい上司が優しく励ましてくれたあの日。安堵と自分の不甲斐なさに悔し泣きした思い出がよみがえって、胸がチリチリした。
あぁ、幼い頃からの夢を追って高い学費のローン組んで憧れの大学に行ったのに…私は今、何をしてるんだろう?これでいいのか?
心の中に蓋をしていた感情がブワッと溢れ出して、すっかり自分のことのように観ていた。
映画の主人公ジョアンナは一歩踏み出す勇気をくれる。いい映画だった
第70回ベルリン国際映画祭でオープニング作品として上映された「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」は、「ライ麦畑でつかまえて」などで知られる作家J・D・サリンジャーを担当する女性エージェントと、新人アシスタントの驚きの実話を描いた作品。5月6日、同作が日本での封切りを迎える。
原作は、出版エージェンシーで働いた日々を綴ったジョアンナ・ラコフ氏の自叙伝「サリンジャーと過ごした日々」(柏書房刊)。舞台は、90年代のニューヨーク。作家を夢見るジョアンナは、老舗出版エージェンシーで編集アシスタントとして働き始めた。彼女の仕事は、世界中から届くサリンジャー宛のファンレターを処理すること。心揺さぶられる手紙を読むにつれ、ジョアンナは飾り気のない定型文を送り返すことに気が進まなくなり、ふとした思いつきで個人的に手紙を返し始める。やがて彼女は、友人や恋人との関係、夢にかける情熱、そして自分の将来について見つめ直すことになる。
主人公ジョアンナを演じるのは、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のプッシーキャット役で注目を集めたマーガレット・クアリー。そして、ジョアンナの上司・マーガレットを演じるのが、「アバター」「エイリアン」など数多くのヒット作で知られる名優シガニー・ウィーバーだ。
1990年代のニューヨークが舞台、憧れの大都市で憧れの職業を夢見て、がむしゃらに奮闘するジョアンナに、かつての自分自身を投影してみたり…。
大都市の片隅で「何者かになろうと」もがく姿、夢と現実との狭間で葛藤する姿には、国や場所は違えどきっと多くの人が共感すること多かった。
本作は原作のジョアンナ・ラコフの自叙伝「サリンジャーと過ごした日々」を映画化。
ジョアンナは1972年生まれで、まさにインターネット黎明期世代。今じゃ当たり前のように人々の生活に溶け込んでいるパソコンが、そりゃ当時ではジョアンナの上司にとっては奇異なもの扱い。
当時はスマホなんて誰が想像していた?逆にタイプライターが新鮮でオシャレ、それにカセットテープの録音機も今じゃ貴重。オフィスの雰囲気も、衣装もオシャレでエレガント、映像だけでもハッピーになれる。
新社会人の人、大都会で懸命に生きている人たちが見ると、より響く。
ところで「出版エージェントってなんだ?」って何度も気になったのだけど、著者の代理人として出版社へ企画を持ち込んだり、著作物の権利管理を代行する仕事なのか。
しかも欧米では一般的なのか。
さらにホームページを見ると、ジョアンナが勤める出版エージェンシーは、1929年に設立の「ハロルド・オーバー・アソシエイツ」。
マーガレットのモデルとなった人物は、サリンジャー 担当と経営を引き継いだ女性エージェントのフィリス・ウェストバーグ。
サリンジャーをはじめ、アガサ・クリスティ、ウィリアム・フォークナー、F・スコット・フィッツジェラルドなど数々の文豪の 作品の契約・著作権の管理などを行っていたという。
サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」に関連する作品で「ライ麦畑でであったら(2018)」を思い出した。あの作品も、自然豊かな土地に隠居するサリンジャーに少年が会いにいくとという物語だったはず…。
「ライ麦畑でつかまえて」を未読、これは読むか。
それより「アネット」を観た後だからか、彼女の野心の腹黒さが毒々しくてもう堪んない
ただの好い子ちゃんに描いていたら全然面白くなかっただろうな
「勝手にふるえてろ」を好きな人にも合うだろうな(古舘寛治の代わりの人も出てる)
ちなみに俺も「ライ麦畑でつかまえて」は読んでいないw
いまいち物語としてはっきりしていない。
伝記ものだから仕方ないのか。
伝記じゃないだろう
主人公の成長物語だよ
ジョアンナ・ラコフの回想録じゃん
本人の証言による自叙伝でしょ
成長物語であろうとなかろうと、回想録をベースにした作品であることに変わりはないと思うが…
完全なフィクションじゃないし
ベン図で書けば、自叙伝も伝記の中に入る
頭悪いなあ
あと主役のマーガレットも背高いよね
エレベーター前で妹と会話のシーンやたら大きさの違い目についたけど
妹だよ
もし本人自身が書いた伝記なら自叙伝。英語なら autobiography。
autobiography でも伝記(biography)には違いない。
重要な点はフィクション(物語)ではなく、事実に基づいて書かれているということ。
冒頭でいきなり西海岸にいる恋人を放っぽってニューヨークに留まる決心をした、
その心情変化の理由もよく分からない。
終始、主人公が自己中心的で移り気で勝手気ままな行動原理に基づいて行動している印象がして感じ悪い。
よくいるアメリカ人みたいな振る舞いで不快感がまさったわ
エージェントは上手く行ってはいたけど、ジョアンナの本当にやりたいことではない。だから辞める
文学文化の最先端ニューヨークで夢を叶えたい彼女は就職先もそこに決めるし、西海岸に行くことは夢を諦めることになる。だから恋人とは疎遠になる
いくつになったって、仕事でポジションを掴みかけたって自分に嘘ついて生きたら後で後悔するよってメッセージは現代社会において世界共通に共感できるメッセージで個人的には好きだけどな