引用元:『となりの山田くん』はジブリの黒歴史なのか 鈴木敏夫氏が語った「あえて興行成績を落とした理由」
1999年公開の『ホーホケキョ となりの山田くん』である。
空前の大ヒットとなった『もののけ姫』に続いて公開された同作品は、公開館数や宣伝の問題もあり、公開時には制作費を回収する興行成績をあげられなかった(その後、ビデオ化などで最終的に黒字化)。
しかし、実はこの敗戦、制作側ではある程度織り込み済みで、プロデューサーの鈴木敏夫氏は、こういう経験が必要だと当時考えていたのだという。名プロデューサーとして知られる鈴木氏が、これまでのジブリの宣伝、広告の内幕を明かした新著『ジブリの仲間たち』で、「あえて」興行成績を落とした時の考えを次のように綴っている(以下、引用)
『となりの山田くん』はジブリの黒歴史なのか 鈴木敏夫氏が語った「あえて興行成績を落とした理由」
『ジブリの仲間たち』鈴木 敏夫[著]拡大写真
***
これは言い方が難しいんですけど、僕はジブリというスタジオにとって、『山田くん』のような経験も必要だと思っていました。
というのも、僕は「アニメージュ」(注・鈴木氏が編集長をつとめていたアニメ雑誌)時代に、似た経験をしているんです。
1978年、7万部からスタートした「アニメージュ」は、『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』『機動戦士ガンダム』のブームもあって、みるみる部数を伸ばしていき、最高45万部まで行きました。定価は590円ですから、売り上げを単純計算すると約2億7000万円。徳間書店にとってはドル箱雑誌になりました。
デザインはずっと真野薫さんというデザイナーがやってくれていたんですけど、あるとき彼にこんなことを言われたんです。
「最近、調子いいじゃない。でも、おかげでロゴの色を変えられなくなっちゃったよ」
「え、なんで?」
「売れてる雑誌って、やっぱりぜんぶ金赤(黄色がかった赤)だから」
デザイナーとしては、自由がなくなって息苦しいというんです。「雑誌の中身もそうなってきているよね」とも言われました。
僕はショックを受けました。そして、考えたんです。そして、あえていちど部数を落としてみようと考えた。
そのとき思いついたのが、宮崎駿の特集号でした。世のアニメーション雑誌が、『ヤマト』『999』『ガンダム』で大騒ぎしているなか、あえてまだ知名度の低かった宮崎駿の特集に32ページを割く。それは僕が本当にやりたい企画でもありました。構成案を見た同僚の亀山修はびっくりしていました。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160624-00509938-shincho-ent
*続く
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「うん。だめかな? 亀ちゃんだって宮さんの取材したいでしょう」
「そりゃそうだけど、やばいよ。これやったら半分返ってくるぞ」
「でも、やりたいんだよ」
僕は真野さんの言葉を伝えて、「売れ行きにこだわるあまり、誌面から自由がなくなるほうが問題だ」と話しました。二人で「いつぐらいの誌面がいちばんよかったんだろう?」と話しあった結果、20万部のころじゃないかという結論になった。
実際、その特集号は実売部数がみごとに半分になりました。
「なんでこんなに落ちたんだ!?」
社内は大騒ぎです。急遽、会議が開かれ、僕らも呼び出されました。編集部としての見解を聞かれたんですけど、「いや、分からないんですよね……」とシラを切りました。
会社は1回だけのことだろうと判断して、翌月もまた40万部刷ろうとしていました。でも、僕はもう40万部売れる誌面を作るつもりはない。刷り部数を減らしてくれと言ったんですが、なかなか聞いてくれない。そうこうするうちに、実売が18万部まで落ちてしまった。これは僕としても想定外でした。そこから、あらためて2万部増やすのには苦労しました。
でも、次第に悪くても18~19万部、いいときは22~23万部あたりで落ちつくようになり、返本率も1割以内に戻すことに成功しました。そうしたら、編集部の雰囲気もまたよくなってきたんです。みんな雑誌を作ることを楽しみはじめた。
ヒットが続くと、会社や周囲からのプレッシャーが高くなって、作る人間も数字を追いかけるようになります。そうすると現場は萎縮してしまう。自由を取り戻すためには、どこかで数字をリセットしなきゃいけない。
ジブリでも同じことをすべきなんじゃないか?
そうしたら、スタジオが置かれた状況を正常に戻せるかもしれない──『もののけ姫』のあと、そんなことを考えたのは確かです。
***
もちろん、当時と今とでは時代状況、経済環境は異なる。
鈴木氏自身、このあと、『山田くん』の経験によって、「ジブリが自由になったかというと、そう簡単には行かなかった」と振り返っている。
しかし、この「あえて」の経験後、ジブリは『千と千尋の神隠し』という歴史的なヒット作を生み出すことになるのである。
デイリー新潮編集部
*以上
さすがに言い訳臭いw
必要なことだったならその後も同じことをしてないと理屈にあわない
ただの言い訳やんけw
企業を私物化して、他社の生活を破壊する
傲慢極まりない狂人の所業にしかみえないが
クリエーターだけに許される所業なのでは?
高畑なり宮崎なりが言うなら判るんだが、こいつが言うとどうも
アニメージュの話とか、今の徳間没落劇の幕はオレが開けた、とか言ってるとしか思えん
価値観の違いだな
会社の為に自分を犠牲にして働くのをよしとするのか、
自分のやりたいことの為に会社なんて利用すればいいとするのか
まあ後者が出来るのはそれでも会社に利益もたらせるだけの能力ある人間だけだけど
だから絵の部分は口頭や丸チョンで伝えてアニメーターに全部任せてる
それでも宮崎や富野以上の作品を作れる巨匠なんだから
高畑監督はやっぱ凄い人だと思う
この2本を同時上映してみたら楽しいかもしれないと
まだ山田くんを見ていない私は思うのである
もののけより面白かったのにね
てか宮崎は鈴木Pになってからてんで駄目
壮大なオナニー見せられてるみたいで気持ち悪い
だな
おじゃまんが山田くんは人気だったんだから、その世代に受けると思って作ったらコケたってのが正解だろ
『ゲト戦記』もちゃんと書き換えてよw
「AERA」のジブリ特集でも『ゲト戦記』だけはスルーしてんだから
まあコイツはヒドイやつだ
ジブリ作品は、所詮、商業映画
そうしてしまったのはコイツ
早い話が記憶型か思考型
勝ちパターンが出来上がるってことは1パターンになる
記憶型化ね
で、残りの99のパターンは必要なくなり失われる
んで、やがて問題が発生する
ただ1つの勝ちパターンが通用しなくなったとき終りを迎える
後、読者コーナーで「WW1特集またやってほしい」との要望に
編「絶対にやらない!!」と返答されたそうな。
押井守と二人で詐欺師とペテン師w
押井は引用多すぎて、嫌になる
「となりの山田くん」なんですが(´・ω・`)
季節の「~はジブリ」のどこかに紛れ込ませるとか。
むしろ非婚世代のバイブル的存在かもしれん
山田くん
平成たぬき合戦
ゲト戦記
なんだよなー。
個人的にはポニョとアリエッティ、
思ひ出ぽろぽろも凄い駄作。
おもひでぽろぽろは結構興業収入よくて映画館には評判良かったんだがな
まあ観る人を選ぶ内容だし、時代や環境が違うだけで感想が変わってしまうもんだよ
おもひでは昔や田舎の描写の細かさ見てるだけでも楽しいよ
というか論理が破綻してるだろ
最終的にジブリが建て直ったのならともかく、
その後も駄作を連発して最後は店じまい
おまいらだってゲームの攻略法みつけたらそれ一本しかやらなくなる場合があるだろ
ひたすら同じやり方を繰り返したあげく、
「楽しいはずなのにつまらない。俺何やってんだ?」と思うことになる。
それと一緒。
同じようなものばかりになった
今のコンテンツを見てたら
半分くらいは正解かもしれんな
上映を見に行ったら、色が付いていないところが2,3分あった。
(清太が芋を盗んで捕まるシーン)
未完成フィルムって初めて見たわ。
このおかげで、それ以後の未完成アニメを見てもあんまり驚かなくなった
鈴木は良くても社員は大迷惑だわ
不安定なアニメ界の雇用を安定させるために
ジブリ作ったんじゃなかったのか?
配給を東宝から奪えたと思ったら大コケして
次からまた東宝に戻ると千と千尋で世界的大ヒット
それな
ほんとこれ
と言うなんて、典型的な詐欺師だな。
個人でやっていることなら失敗させようが何しようが好きにやってもらって
構わないが、組織としてやっていることに対してこんなことをするなんて事実と
したら無責任で身勝手すぎるし、いずれにしても鈴木はクズだ。
もし本当に意図があったのなら、知名度は低いが価値のある原作を選んだだろうに
山田くんはすでに有名、テレビアニメのヒットもあった
山田くんがテレビアニメになったのは
もっとあと、ののちゃんになってからだぞ
おじゃまんがは別作品
本人にいうと怒る
TVシリーズパクって映画化するなんて
当時のジブリは狂ってた
お邪魔じゃ魔邪魔~おじゃ漫画♪
ぱくりもナニも原作のとなりの山田くん描いたのはいしいひさいち当人だな
山田は山田でも山田違い
登場人物がそっくりなのは気のせいw
えらい失礼な話になってないか?
美少女ものじゃなくて山田くんがやりたいんだあぁぁぁとか
そういう情熱があったとも思えないしw
これホント謎なんだよなあ。
この鈴木Pの発言だけじゃなく、映画製作当時の特番で、やっぱり高畑監督が「くだらない」みたいなコト言ってたのよね。
悪口のつもりじゃなかったのかもしらんが、やっぱめっちゃ失礼。
なんか裏であったのかとか勘ぐりたくなるくらいだw
宮崎さんが冒険物作らなくなったから尚更ね
ただ、朝日が入ってるからか兎に角宣伝に金かけてて、電車丸ごと山田くんとかやられてもさ
ハッキリ言ってそんなに儲からない映画な事は皆思ってた
屁理屈はエエから面白いもん作れや。
一応現代だろ
もちろん現代なんだろうけど、昭和の臭いが強いというか、当時の自分(十代後半だった)からみて年上の人がターゲットなのかな、と感じた。
あと、東京住まいの身から見て、作中の舞台は何区なんだろうと感じた。こんな場所と人々、ドコに居るんだろうと感じた。
作画は、水彩画チックで綺麗な感じだったのは覚えている。
原作からしてそんな感じだし
一応分かるが分かりづらいやつ
前見たスレでこれがガチで分からん奴がいた
難関
一見わかりやすいが、よく見ると
わかりにくいのか、わかることを拒否しているのか
ホーホケキョ となりの山田くん [Blu-ray] 高畑勲 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン |
プロデューサーって大変なんだね
こんなみっともなくて見苦しい言い訳しなきゃいけないなんて
わたしにゃ絶対に無理。人間としてのプライドが許さない
もしやったら家族に合わせる顔がない
海がきこえるですでにやってんだろと。
こう言う挑戦を続ければ良かっただけだろ。
黒歴史という汚名を返上する機会に恵まれない可哀想な作品ではある
まあ、この作品の見所を熱く語れないジブリマニアは偽物
まぁいろんなものをつくる経験をつけとくことも重要だし、
不評だったらだったで次作品の評判はぜったい上がるからいいんじゃね?