『クリーピー 偽りの隣人』2chでの評価

映画はまだ見ていないけど、公式HPを見ると原作の人物描写と
キャスティングが全く別物。

後は、そんな簡単に言いなりに出来ちゃう薬品って何？とか、
ソロモンの子もなんで通報もせずに従順なの？とかはやはり疑問。
香川がどのように家族を支配するのか？ 肝心な部分がブラックボックスなのは気になるなあ。

人の心を狂わし支配するモンスターがいて、それを倒すというモンスターホラーと捉える映画なんだろうな。

なんか胸くその悪さだけが残った感じかな。

西野はなぜあの母娘を生かしておいたの？
娘は「あの人お父さんじゃないんです」と新しい隣人には言うのに
なぜ誰にも話さなかったの？

ただ一点惜しいのが、あのみんな揃って楽しいドライブのところで終わって欲しかった

結局、西島のキャラが理解できなかったし、
理解とか完全に超越した存在でもなかったし、
なんだろね、この不完全燃焼感。

俳優個人のお芝居は、みんな良かったけど。

そうすると真空パックもふとん乾燥機になるだろうなとか

事件は面白かったが、釈然としないな

1.なぜ、家族の中で川口春奈だけが何も知らずに生き延びられたのか？
→他の家族は香川を殺そうとして逆に返り討ちにあった？ 支配されてたんじゃないの？

2.なぜ、家の配置はあの位置関係が良いのか？ 香川なりの理論はどんなものなのか？

3.香川はどのように家族を支配していったのか？
→竹内結子に旦那には言えないあんな事やこんな事をしながら薬漬けに…。そんなんで簡単に支配出来るの？

4.西野家の地下になんであんな部屋を作れたのか？
→元々はオーディオルーム？ にしてはあんな鉄の扉だとおかしくない？ら

5.なぜ、どいつもこいつも単身突入するの？
→ホラーだから仕方ない？

6.なぜソロモンの娘は西島に親でない事を告白しながら警察には通報しなかったのだろう？ 母親が人質として機能もしてないのに？
→洗脳されていた？ ならば最後の喜びようは？

7.なぜ西島は香川を射殺したのか？
→実は西島も最初からサイコ野郎だった?

ところで黒澤清映画はスイートホームしか見たことないんだが、この映画は
面白いのか？

薬なんてセコイ手を使わずいかに洗脳して服従させるかがサイコパスの腕の見せ所なのに
西野が最初は普通の人かむしろ感じ良いくらいなのに実はサイコパスなのが面白いのに
あと野上が最初に大学を訪ねてきた時の東出の髪型がカツラみたいで変過ぎる

何でも上手く演じてしまうけど器用貧乏的な感じ

それと映画、ドラマに出過ぎで食傷気味

彼の新しい一面を引き出せる監督は誰だろう？

「葛城事件」はリアルで重厚な人間ドラマ
「クリーピー」はシュールなダークファンタジー
「64」はなんちゃって社会派
「ヒメアノ～ル」はサイコホラー
「ディストラクション・ベイビーズ」は無軌道バイオレンス

と、いい感じでバラけてるな。
1本覗いて力作揃いだし。