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管理人が選ぶ2016年の映画ベスト5

読者のみなさま、今年も1年拙いブログを読んで頂き有難うございました。
しねそく管理人です。

以下は管理人の今年の映画感想となります。

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5. BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
no title
いじめられっ子巨人BFG(マーク・ライランス)が悪巨人軍団を退治する話。
BFGは夢を捕まえてきてブレンドし、それを子どもたちに吹き込む仕事をしているのだが、
正にスピルバーグの映画製作そのもので、図らずも感動してしまった。
クライマックスで夢をブレンドするシーンで兵隊を混ぜたりするあたり、
少年スピルバーグを感じて嬉しくなってしまう。

劇中、主人公の少女がBFGに、いつから巨人が存在したのか尋ねるシーンがあり、
BFGは「たぶん人間が存在する前からだよ」的な返答をするが、
個人的には「100年前くらいだよ」とダメ押しして欲しかったくらいだ。

ディズニーじゃなくてドリームワークス製作だったら良かったのに。
 

4. この世界の片隅に
no title
面白かったー。
ロード・オブ・ザ・リングの様に、語られない部分も含めて再現された世界というのは、
本当に楽しい。それでいて、物量の映画でもない。

3. ハドソン川の奇跡
no title
前作『アメリカン・スナイパー』のクライマックスで、
クリス・カイルは、まさに作戦中という状況にも関わらず、カミさんに電話をする。
彼と妻との(本当の)コミュニケーションは恐らくそこで終わっていて、
その後帰国した後でも彼(の心)はイラク残されたままであった。
ハドソン川の奇跡』でも主人公は非常事態の真っ只中、カミさんに電話をする。
今回は、彼がどう自分を取り戻し、帰宅できるかどうかという話だった。
最後に帰宅するシーンは無いが、 彼が家に帰り、妻と会話が出来たことは疑いようもない。 

2. ダゲレオタイプの女
no title
今年は『クリーピー 偽りの隣人』も公開され、黒沢清ファンからすると、幸せな年だった。
クリーピー』もそうであるように、ジャンル映画への愛と、純粋な映画的瞬間に満ちていた。
最近のホラー映画には圧倒的に装置が足りない。そんな観客の期待に完璧に答えてくれる。
圧倒的に恐ろしいカットもあり、大満足。
 
1. エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に
no title
名門大学野球部の新学期が始めるまでの3日間を描いた作品。
監督は『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター。
正直なところ、自分は運動部を馬鹿にしていた。
いや、もっと言うと、若さを免罪符にバカ騒ぎしたり、
本当は自分の趣味嗜好に合わないのに、その場の盛り上がりや楽しさを享受する為だけに
集まって楽しんでる様な軽薄な人が大嫌いだった。

けど、もしかして、そんなに斜に構えて現実を見ることなんか ないんじゃないか?

今まで自分が如何に損をしてきたか、考えてしまった。
青春を描く場合、必ず、その場の楽しさのしっぺ返しや、未来への不安から来る葛藤、
大人になる通過儀礼を描くのが、教科書的正しさだが、この映画にはその欠片も無い。

映画も、ある時から、教科書的な脚本の正しさを求めながら観てしまう自分がいた事に気付いた。
現実も映画も、もっと単純に楽しんで良かったんだ。

例外
It Is Fine! Everything Is Fine.(& Big Slide Show) in カナザワ映画祭
 no title

カナザワ映画祭で体験。
自分の拙い文章では表現することが出来ない。
人生を賭けるほど、超個人的な映画というのは、普遍性を帯びると知った作品。

おまけ
副管理人が選ぶベスト5

  1. この世界の片隅に
  2. シン・ゴジラ
  3. レヴェナント 蘇りし者
  4. ヒメアノ〜ル
  5. オーバー・フェンス 

3 Comments

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  1. BFGは観そびれたのでレンタルがもうすぐなので楽しみにしています

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