序盤ではそれぞれの時代が長尺でリンクもしてないんだけど
終盤になると、壬申の乱の革命戦争と、現代の革命戦争のシーンが
リンクしつつ交互にバンバン、テンポ良く切り替わる

そのリンクの原因は過去の出来事にあって、
千年後の現代にそれが蘇って、千年越しの想いが遂げられる
そういうカタルシスが痛快なんだよね

ココネが見ていた夢の中に問題解決のヒントがあったわけでもなく、
瀧と三葉みたいに災害から町民を救うわけでもなく、
人騒がせなことして父親と（母親の魂がやどる）バイクに助けられただけ

娘には自由になんでもさせてやりたい
親はなるべく見守っているだけにしてあげたい
人騒がせなことをしたら駆けつけてやらなきゃだが

小さい頃に聞かせたおとぎ話を
高校生になっても信じているような
夢のある素直な子に育って欲しい
けれど、彼氏は作らないで欲しい
（さばさばした友達関係が理想）

そのおとぎ話に込められた
親の愛情にいつか気づいて欲しい

そういう映画なんだよな
観客向けじゃない

観客を喜ばせるエンタテインメントとして映画を作った新海とは雲泥の差

自動運転テーマや家族の物語ってのは嫌いじゃないけど、一般に受けないと思う、

現実と空想の入れ替わりがついていけない人も多そう

女性受け狙って作ってる感じもするけど
受けなさそうではある。

ただ何回も見ないと分からないのは今の獣フレンズで喜んでるようなお客さんには評判悪くなる気がする
俺はひるね姫いいと思うけど

新幹線のチケットを持ってきてくれた職員さんは割と好み

イクミがプログラムしているシーンがあるが、2001年以前だとおもう。
ワイドモニターだったが、そのころはワイドのタイプは一般的ではなかった。

タブレット端末はたしか2002年以降に市販されているのでぎりぎり間に合うが
その頃の物は今の物より分厚くてごつかった。

とはいえ、そういうのは大した問題ではなく、ちゃんと面白かったのでよかった
社会問題もあんまり前面には出てきてなかったし、いっつも「解決してないじゃん」的な
モヤモヤが残る神山監督にしては平穏に終わったし

高畑充希さん、歌うまいのね
ひょっとして、あの赤ん坊の心羽や、みんなに見送られて発進した自動運転自動車の
試運転の直後に事故があったとしたら、せつないね

それを踏まえたうえでストーリーをおさらいすると
すっげえ薄っぺらい話になる。アホみてえ。

まあ、メンズデー１１００円だったので軽症ですんだ

清志郎の「デイドリーム～」にまつわる話、初めて知ったわ

単に夢の世界なら派手なアクションが出来るってぐらいの考えしかなさそう。
これ、そうとう低年齢層向けでしょ。

これはなんかかなり残念な作られ方だな。
まとめサイトで監督がツイッターでのやり取りとかが
改めて晒された後だとかなりがっかり。

結局、ツイッターで文句言われた事にたいする怒りが作品作りの動機なんでしょ。
車社会とかどうでもいいってことなんだろうし。監督が小物っぽく見えてしまうよね。
「鬼の正体はみなさんで考えてください」って言うべきだったな。

でも、ギリアムの場合は、現実とファンタジーのせめぎ合いは、
例えハッピーエンドでも皮肉な結末になるのに、
ここでは現実とファンタジーを両方理解し、受け入れるヒロインのおかげで、
爽やかに終わって良かった。

次作あるなら魂だけでもクラウドで生きててくれ
でも世界観が違ってくるからないかな

「細けえこたあいいんだよ！」と有無を言わせず
物語に引きずり込んでくれたら、たぶんこんな枝葉末節は吹き飛んでた

睡眠障害と空想癖がある少女に
モリオがいつもの事としてつきあってるのか
もしかして存在自体しないんじゃないのかと

語感だけでいうとスズキだけど、
自動運転技術とスズキはすぐに結びつかない

まあ、どのメーカーにも迷惑かからないように
まったく架空になるように仕向けたんかな

問題は唯一現実に直接的影響与えた場面で
ファンタジーなのかSFなのか説明してない事

なにこの斜め上過ぎるアンサー