『ちょっと今から仕事やめてくる』2chでの評価

成島出という監督は、映画ファンが熱狂して新作を待ちわびる、というタイプの監督ではないが
毎回、見事に堅実な腕のいい職人っぷりで、「この監督の映画にハズレ無し」は今回も健在

主役二人とも好演
工藤阿須加って全く知らなかったが、男から見ても感じがいい
吉田鋼太郎はあまりにもハマリ役w

残念なのは、終盤のネタ明かしの部分。
ここがいくらなんでも丁寧すぎる。
そんなに懇切丁寧に説明してくれなくても観客は分かってるよ、と言いたくなった。

その結果、決してゲイではないが、男同士のラブストーリーっぽくなってるのはちょっと疑問

原作のことは知らないが終盤には、ここで終われば鮮やかにラストシーンだったのに・・・
と思える瞬間がいくつかあった

と、ちょっと不満めいたことを書いてしまったが、いい映画だった。
傑作とまでは言わないけどね

・ヤマモトが主人公に対して死んだ
　双子の片割れに身分を装う意味は？
　身分を隠さなきゃいけない描写も　　無かったし。

馬鹿な質問でスミマセン。

あと福士の関西弁にそんなに違和感感じなかったからよかった
大阪の人間だけど大阪人やからって面白いこと言えとか～のくだり
客席がわかるわ的空気になってたのが面白かったw

五十嵐白状はしたけど本人全く救われてないんだよなぁ…
あの人こそ本当に死ぬんちゃうか…

ただ、あれがもし中小の社長だったらと思うと物凄いリアルだと思う…

ゴミ箱蹴飛ばすシーンは失敗したら後頭部直撃だな

山本が何も言わずにいなくなる必要がないし、免許まで持ち出してあんなに嘘つく必要もないし、山本がいても結局死ぬ奴は死ぬんだなという無駄な要素が加わった

死ぬ前に見る価値がある
美しさがある

そこで思い止まれたら
それもよし

というわけで
ビール買って2回目リピートしてくる

親との場面は身につまされる部分多くてヤバかった
電話かけてきたり色々送ってくる親をウザいと感じる気持ちもわかる分、それを申し訳なく思うのも共感できた
親に対する後ろめたさで自分を追い詰めてしまってる部分もあったんだろうな

そこから、なんで親友がここで待っててくれって言ったのに、
連絡先も潰して消えるように行ってしまった理由がわからん・・・
そこは昼間からビールで祝杯だろう
謎めかしたつもりがそこから蛇足続き。小池園長のフォローもまるで種明かし

「実はな、俺学校の先生なんや。よかったら見に来へんか？暇やろ？俺の天使たち見せたるわ」
「おまえが先生！？じゃあ行ってみるか、な」
「よっしゃ行こ！」まさかのバヌアツ
南国の地で心も体も癒していく隆。ヤマモトに兄がいた頃の過去の話
隆帰国。再就職を開始。こんな感じでよかった

レストランの幽霊は、青山がだいぶ追いつめられていることの表れなのでは？

最初の時に死んでいて
ボツアナはあの世で
４９日中に成仏させた
お迎えデスなんじゃないの？

凄く無粋だとは思うけどヤマモトが最後までホモにしか見えなかったよ…