引用元:【映画】 この威圧感は何だ…映画「ソロモンの偽証」ヒロイン、藤野涼子
映画では、声のトーンが低くて抑え気味、髪の毛をひっつめて見るからに優等生だ。これはあくまでも役柄であって、普段は箸が転がってもおかしい、ごく普通の女の子だろうと思った。驚いたことに、目の前の少女は冷静沈着な映画の中の藤野涼子のままだった。
ほぼ素人同然の女優さんである。これも営業用に“演じている”のだろうと思い、言い方は悪いが化けの皮をはがしてやろうと、いろいろ質問をしてみた(意地が悪いのではない。あくまでも仕事である)。
--映画の印象と変わらないが、普段もそんな感じ?
「そうですね。でも映画の撮影が終わって学校に行ったら『ちょっと変わったね』って友達から言われた。『ソロモン』がきっかけで変わったと思います」
--こういう(取材の)場だと女優モードになるのか。それとも普段通りなの?
「そうですね。撮影のときに監督からプライベートでもなるべく涼子でいるようにしろと言われていたので、今でも抜け出せずにいるというか。そのまま藤野涼子でいたいから涼子が残っているんじゃないかな」
--窮屈ではないか
「いえ。涼子になったおかげで、自分だけの感情にとらわれないで相手の感情も考えるようになりました。世界が広くなったんじゃないかなと思います」
低いトーンで物おじもせずに真摯(しんし)に答えていく。これは大した女優が現れたわい、とちょいとうれしくなった。
小学校高学年のとき、同じ子役志望の友人と一緒に別々の事務所に所属した。「両親の影響で小さいころからテレビを見る習慣がついていて、テレビに出てみたいという好奇心がありました。 オーディションは事務所にやってみたらと言われたので。まずは人前に立って演技をするということに慣れたかった」
映画は、中学生を中心とした登場人物たちの心情を的確にとらえながら、男子生徒が転落死した謎にグイグイと迫っていく。 殺人を見たという目撃者から届いた告発状によると、容疑者は同級生らしい。果たして自殺か、他殺か-。監督は「八日目の蝉(せみ)」(11年)の成島出(いずる)。 「監督からは、自分の言葉に対して相手はどう考えているかといった、相手の感情も全部分かっていなくては駄目だよと言われました。やっぱり大人数の中で演技をすることに緊張したし、その場にいる感情がよく分からなくてセリフが棒読みになることもあった。いつも“もうちょっとうまくできないかな”と後悔していました」
もしかして負けず嫌いな性格なのか。「そうですね。一家全員B型なんです」
泣くシーンが多い。特に歩道橋上から目撃した同級生のイジメを無視しようとして、男子生徒から偽善者呼ばわりされ涙するシーンの長回しが圧巻。そんなにすぐ泣けるのだろうか。「あのシーンが一番大変だった。時間がかかってしまって心残り。悔しい感情があったから泣けたのかも。 自分が監督に求められているものがまだ分からなくて、あれは本当に藤野涼子になれた涙なんじゃないかなって思います」
4月から高校1年生。今後については「まず高校時代を楽しんで、ため込んだものを大学から発揮できればと思っているんですけど、まだ考え中ですね。高校でも演技はずっとやっていた方がいいですし」。 実は既にハリウッド進出も狙っているという。 「世界どこに行っても『藤野涼子』って名前を誰でも知っている女優になりたい」楽しみな女優が現れたものだ。
(WEB編集チーム 伊藤徳裕) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150308-00000514-san-movi
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たぶん前編だけだとフラストレーションが溜まるだけで
見て損した気になると思うわ
音楽もよかった
ヒットするといいね
興味ないな
ま、参勤交代がむしろすごいという話もあるが
DNAおなじかもね。
あれの佐々木希のセリフなしの演技はある意味すごかったw
次が小泉孝太郎が出てたなんとか毒
最低は言うまでもなく模倣犯
「名もなき毒」のほうがいいよ。
観てきた。松竹の本気度が感じられる作品。映画に引き込まれた。
子役の演技が素晴らしい。脇を固めるベテラン俳優陣もいい。
観終わった後、劇場で後編の券買ってしまった。