引用元:黒木華、Coccoとの変わらぬ友情明かす「お手紙を交換している」
[映画.com ニュース] 岩井俊二監督作「リップヴァンウィンクルの花嫁」を完全版として再編集した「リップヴァンウィンクルの花嫁 complete edition」の上映会が4月1日、東京・渋谷ユーロスペースで開催。主演の黒木華が上映後のトークショーに出席した。
2016年3月に公開された「リップヴァンウィンクルの花嫁」は、派遣教員の皆川七海(黒木)がたどる数奇な運命を描いた作品。公開から2年が経過しているが、今もなおファンの熱は冷めず、「物語のすべてが見たい」という声に応え、完全版を製作することに。岩井監督自ら編集した「complete edition」は、上映時間4時間を超える作品に仕上がった。
4月1日が七海の誕生日であることから、本上映会の開催が決まったそうで、客席にはウエディングドレスやメイド服をまとった“七海コス”のファンの姿も。黒木はゆっくりと客席を見回すと「嬉しいです。たくさんの方が来てくださって。幸せだなあと思います」とニッコリ。司会を務めた宮川朋之プロデューサーは、完全版の製作意図について触れ「完全という言葉を調べたら、『完全とは常に変化させることだ。常に変化できるもののことを完全という』と深い言葉が出てきた。リップヴァンウィンクルは、まだまだ進化しそう」と噛み締める。黒木も「皆さんが楽しんでくれていることが幸せです。皆さんに、ずっとずっと楽しんでいただき、皆さんで七海の人生を作っていってほしい」と呼びかけた。
本作の主人公・七海は「なんでも屋」の安室(綾野剛)の紹介で、月給100万円の住み込みメイドの仕事を開始する。七海のメイド仲間・里中真白を演じたのは、シンガーソングライターのCocco。宮川氏が「Coccoさんとは連絡をとっているのですか」と問いかけると、黒木は「お手紙を時々交換しているんです」と告白。Coccoは携帯電話を持っていないため、手紙のやりとりを続けているそうで「いつも温かい手紙です」と明かした。
また、この日は岩井監督によるビデオレターも披露された。映像冒頭、岩井監督は「ここは撮影現場です。まだ情報を出していい段階ではないので、何の現場なのかは秘密ですが」と撮影現場でビデオレターを収録したことを告白。さらに「出演者の方に来ていただいたので紹介します」と九官鳥を呼び込むと、本作の紹介そっちのけで九官鳥に話しかける。監督の“暴走”を目の当たりにした黒木が、「8割九官鳥の話でしたね……」と小さくツッコミを入れると、場内は大爆笑だった
「リップヴァンウィンクルの花嫁 complete edition」は、日本映画専門チャンネルで4月30日午後8時からテレビ初放送される。
登壇した黒木華
http://eiga.com/news/20180402/2/
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本当に惨めすぎて胸が痛む、と思った作品だった…
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