『スパイの妻＜劇場版＞』蒼井優＆高橋一生、オンオフのギャップ凄すぎ！

　第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞（監督賞）を受賞した『スパイの妻＜劇場版＞』（10月16日公開）から、蒼井優と高橋一生の撮影の合間と撮影中を捉えたメイキング映像、スチールが公開された。

　本作は、今年6月に NHK BS8K で放送されたドラマを、スクリーンサイズや色調を調整した劇場版。太平洋戦争前夜を舞台に、満州で偶然、恐ろしい国家機密を知り事の顛末を世に知らしめようとする優作（高橋）と、その妻・聡子（蒼井）の試練を描く。黒沢清監督が、第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で日本人として17年ぶりの快挙となる銀獅子賞を獲得した。

　メイキング映像は、聡子と優作が夫婦の絆を確かめ合う重要なワンシーン。撮影の合間、和気あいあいと笑いながら語り合う蒼井と高橋だったが、カメラが回りだすと一変。迫真の演技バトルが展開する。

　「捕まることも死ぬことも怖くはありません。わたしが怖いのはあなたと離れることです。わたしの望みは、ただあなたといることなんです」と夫への愛がすべての聡子。そんな妻をなだめながら「僕たちがアメリカで再び出会うことでやっとすべての証拠がそろうんだ。志を遂げることと僕たちの再会は全く同じことだ」と自身の使命を訴える優作。テストにも関わらず蒼井の目には涙が溢れ、一瞬、一瞬の緊張感が伝わってくる。

　スチールでは、黒沢監督が蒼井、高橋、東出昌大、坂東龍汰、恒松祐里をそれぞれ演出する場面も見られる。（編集部・石井百合子）

2020年10月13日 11時00分
https://www.cinematoday.jp/news/N0119158

【動画】メイキング映像