ウイルス感染にまつわる知識が学べる、パンデミック映画10選

ゾンビ感染モノからよりリアルな作品まで、パンデミック映画の名作を紹介します。

『アウトブレイク』（1995年日本公開）

　公開から25年が経った今でも、現代にも通じる対立構造を描いた作品になります。

　サム・ダニエルズ大佐（ダスティン・ホフマン）をリーダーとする米国陸軍伝染病医学研究所（USAMRIID）のレヴェル4（最高警戒度）研究チームが登場し、エボラ出血熱にも似た症状を引き起こすウイルス感染症の拡大を必死で防ごうと努力を重ねます。ですが、まもなく彼らは、同じ目的を持っていると信じていた（上官を含めた）同僚らの中に、別の企みがあることに勘づきます…。

　ウイルスの突然変異がどれほど恐ろしいものかを、丁寧に描いたパニック・スリラーの名作と言えるでしょう。

　またダスティン・ホフマンをはじめ、モーガン・フリーマン、レネ・ルッソ、ドナルド・サザーランド、ケビン・スペーシーなど演技派の大スターが集結しているため、そのドラマ性にも圧倒されることでしょう。

『バイオハザード』（2002年日本公開）

　日本発人気ゲーム「バイオハザード」を実写化した、サバイバルアクションホラー作品がこちら。本作が大ヒットしたこともあり、シリーズ6作品が手がけられたことでも有名です。

　物語はアンブレラ社の地下極秘研究施設「ハイブ」にて、ウイルス兵器「Tウイルス」が拡散されてしまいます。その影響で、多くの社員たちはその犠牲となってゾンビ化してしまうという事態に…。

　記憶喪失の主人公アリス（ミラ・ジョヴォヴィッチ）は、特殊部隊と共にハイブから脱出を図ります。ですが、多くのゾンビが脱出経路を塞（ふさ）いでおり、なかなか前には進めません。そんな中、特殊部隊の面々が次々と襲われ、彼らもまたゾンビの仲間となるのでした…。

　「Tウイルス」が何のために漏洩（ろうえい）させられたのかを探るミステリー要素もあるのですが、それ以上にホラーテイストあふれるアクション作品になっています。

『28日後…』（2003年日本公開）

　ダニー・ボイル監督が手がけた『28日後…』は、ロンドンの動物愛護活動家がある研究所から感染したチンパンジーを解放したことがきっかけで、「レイジ」と呼ばれるウイルスが拡散した後の世界を描く終末スリラー作品となっています。

　昏睡状態から目覚めたあるバイクメッセンジャーのジム（キリアン・マーフィ）は、ゴーストタウン化した街でゾンビのような感染者たちを避けながら、わずかな生存者たちと共に安全な場所へと移動を繰り返します。

　そうしてジムたちは、ラジオ放送に従って軍隊の基地を目指します。が、行き着いたその基地でも、彼らは再び異変を感じるのでした…。

続きはこちらで↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b5802eebc8f7a99b86544d34d85dd9db8126719