引用元:【映画】森田剛、殺人鬼役で映画初主演 古谷実『ヒメアノ~ル』が実写化
「キャスト・スタッフの込めた熱が、しっかり伝わる人間臭い作品を目指したいと思います」と意気込んでいる。
蜷川幸雄、宮本亜門、行定勲ら名演出家たちの舞台作品で、演技の幅を広げてきた森田が、ついにスクリーンで主役となる。同作は、『行け!稲中卓球部』『ヒミズ』などの人気漫画家・古谷氏のベストセラーを実写化。
ビルの清掃会社でパートタイマーとして働く岡田と同僚の安藤の恋愛に悩む平凡な日常とともに、のちに岡田の恋人となるユカをつけ狙うサイコキラー・森田正一(森田)の心の闇を描く。
タイトルの『ヒメアノ~ル』がヒメ・トカゲ=強いものの餌になる弱者を意味するように、森田が人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼を演じ、映画『麦子さんと』 『銀の匙 Silver Spoon』の吉田恵輔氏が監督を務める。
原作を読んだという森田は、決して共感できない役作りについて 「吉田監督とお話ししただけでは、なかなか理解するのが難しいと感じています。森田正一の過去や、なぜこういう人間になったのかを理解して、クランクインを迎えたいです」と気合をみなぎらせる。
(中略)
森田のほか、平凡な男・岡田を濱田岳、森田にストーキングされるヒロイン・ユカ役で佐津川愛美が出演。3月末日よりクランクイン、公開は2016年予定。
・V6の森田剛が古谷実原作の『ヒメアノ~ル』で映画初主演 (C)古谷実・講談社/2016「ヒメアノ~ル」製作委員会(C)古谷実/講談社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150320-00000350-oric-ent
3月23日(月)5時0分
[content_block id=18954]
来年てまだ先やん。でも見るわ
なんか怖いよな。
「古谷実の<傲慢と諦観>」と題して分析を行っている。
南は、古谷作品を「世の中全てを見下すような傲慢さと、自分にも他人にも何も期待しない諦観と、それらが表裏一体となっている」と論じている。
この本では古谷の過去のインタビュー記事が引用されている。
『SPA!』(1994年10月12日号)より。
記事見出し<下積みなしで億を超える収入を得た22歳の超新人>
古谷「自分が人気マンガ家だ、なんて実感まったくないですね。お金にしろ通帳で見ているだけですから、やっぱり実感はない」
古谷「別に、今ほしいものもないし……。世の中、甘いなぁとは思いますけど」
『クイック・ジャパン』(2002年vol.43)
記事見出し<古谷実、100問100答>
―『僕といっしょ』を描き終えたときの感想は?
古谷「失敗した。折れた。根性なし」
―『グリーンヒル』を描き終えたときの感想は?
古谷「やらなきゃ良かった。クソ。無駄な時間だった」
―『ヒミズ』を描き終えたときの感想は?
古谷「やっぱ無理だった。下手クソ。シリアスなんて百年早い」
『いしかわ式』(アスキー刊)で漫画家のいしかわじゅんが、講談社漫画賞の授賞式で古谷に会ったときの印象を記した箇所も引用されている。
いしかわ「古谷実は、ハンサムだった。中肉中背、ロン毛のハンサム野郎だったのだ」
『クイック・ジャパン』のアンケートによれば、古谷は身長180cm。それを「中肉中背」というのは、さらに長身のいしかわならではか。と南は書いている。
古谷作品のヒロインを、「主人公に救済を与える菩薩のような女たち」と呼んでいる。
菩薩とは大慈悲を行ずる観音菩薩のことである。救いを求める者に応じて直ちに救済するので観世音菩薩とも呼ばれる。
また、人々の苦悩を自在に救済するので観自在菩薩とも呼ばれる。
つまり人ではない。
人ではないところの菩薩であるヒロインが、「持たざる者」である主人公を救済するのは何故か。
現実ではおよそ考えられないこの救済の構図は、何を意味しているのか。
作者の意図はどこにあるのか。
古谷実は「持つ者」である。「持つ者」の中でも、とりわけ全てを「持つ者」である。
「持つ者」である作者が、「持たざる者」の救済の物語を描くの何故か。
南の言うように、古谷に「傲慢さ」があるとすれば、古谷の作品群は、「持たざる者」である大多数の読者たちに、一時の夢を与えるために描かれた、上から目線のファンタジーでしかないとも取れる。
そう考えれば、古谷作品に横溢する、弱者をからかう独特のノリの正体も見えてくる。
強者の驕りとも取れる描写も多数目に付く。
それらは、「才能」「特別な人間」「夢」「金」「年齢」といった言葉で描かれることが多い。
自分の人生とは完全に無縁な、「底辺の世界」を、「持たざる者」の世界を、まるで昆虫でも観察するかのごとく、安全な満ち足りた世界からの目線で冷徹に描き、
気まぐれに「ありえない救済」を与え、からかい、気まぐれに見捨て、時にサディスティックにいたぶる。
このように作者を「最高に嫌な奴」と解釈することも可能だ。
しかしそれだけではないだろう。
それだけだったら、作品にこれだけの吸引力は存在し得ない。
古谷の作品には、古谷自身の投影が見られる。それが作品にリアリティを与えている。
どのような投影か。
「性格の良い美女」と「持たざる者」というカップルが、現実世界ではあり得ず、
もし仮にあり得るとすれば、その「性格の良い美女」は「菩薩」であり、人ではないということになるからだ。
逆に、「性格の良い美女」と「持つ者」のカップルは巷に溢れており、珍しくもなんともなく、女は「菩薩」ではなく、人ということになる。
推測だが、元来「持つ者」としての古谷が、漫画家としても社会的金銭的に成功を収めた後に結婚した奥さんは、「性格の良い美女」であったろうと思われる。
「性格の良い美女」である奥さんと、「持つ者」である古谷。よくあるカップリングだ。「持つ者」に相応しい。
これも推測だが、古谷はそのことに疑問を持ったのではなかろうか。
古谷実は、「持つ者」の中でも、とりわけ全てを「持つ者」である。
古谷の「持つ」、その「付属物(相貌、身体、身分、金)=社会的価値」に、「性格の良い美女」である奥さんが惹かれたと想像することで、古谷は苦しんだのではないか。
「もし自分が“持たざる者”だったらどうだったろうか」
「それでも奥さんは自分を選んだろうか」
そのシミュレーションとしての作品群。その自己の投影としての様々なキャラクター描写。
そこで古谷は何を描いたか。
これは欺瞞である。嘘である。
嘘であるが、古谷はこれを信じざるを得なかった。もしこれを信じなければ、現在の夫婦関係の根幹が破綻すると信じた。
古谷は、「“持つ者”だから、“性格の良い美女”に惚れられたワケじゃない」と信じたかった。信じる必要があった。
だから作品の中で、脅迫的に、「性格の良い美女」と「持たざる者」という組み合わせを反復して描き続ける必要があった。
繰り返し描くことで、その嘘っぽさを薄め、まるで普通の事であるかのごとく、自分自身に納得させるために。
例えば『グリーンヒル』でのリーダー(岡ミドリ)は、資産家であると同時に、それ以外の点では「持たざる者」として描かれている。
そのリーダーは物語の終盤に、突如として「性格の良い美女」に惚れられる。
ここで重要なのは、この「性格の良い美女」が、リーダーの資産家としての面を知らずに惚れるということである。
これは古谷が、「こうであるはず」、と考える夫婦関係の投影である(ちなみに古谷はこの連載の開始時期に結婚していると思われる)。
この投影による描写に、古谷自身の真に迫った想いが込められているからこその、作品における吸引力といえるのではないだろうか。
住田は、もっと「持たざる者」チックな容姿であってもこの作品は成立したはずだ。
イケメンに描かれているのは、編集サイドの要請か、路線変更に伴うファン離れのリスクや、それに伴う連載打ち切りを回避するための古谷の商才か、それは分からないが、
住田がブサメンやちんちくりんであったら、もっと主題が鮮明になったはずだ。
『ヒミズ』ではラストシーンが語られることが多い。読者の興味がそこに集中しているようにも見える。
でも、古谷にとっては、住田が自殺しようがしまいがどちらでもかまわなかったのではないか。
住田が茶沢さんに愛された時点で、作者の目的は達成されたのだから。
後は古谷お得意の嗜虐趣味で、主人公を自殺させただけのようにも思える。
自殺のシーンはあまりにも軽いノリで描かれている。
しかも読みようによっては、このシーンは住田の夢であるようにも取れる。
自殺の前日に、住田はバスの中で夢を見る。最後に茶沢さんの首が伸びる夢だ。
首が伸びたことで、住田は自分が「悪い奴」を殺したのが夢であったと気付き目を醒ます。
最終話、住田は茶沢さんと人生に対して非常に前向きな会話を交わした後、並んで眠りにつく。
朝方目を醒ました住田は、家の外で幻覚の魔物と会話を交わし、ピストル自殺を図る。
銃声に目を醒ました茶沢さんが、家の中から顔を出して外を窺う。
住田の死体が描かれ、物語が終わるわけだが、強引に解釈すれば、これは住田の見た夢であるとも考えられる。
夢の中で「悪い奴」を殺し、夢の中で「自分」を殺す。
夢であったという描写はどこにもないが、最後に描かれる茶沢さんの首が細長く伸びているようにも見える。
場面は中途半端な場面で終わるんだけど
映画だとあの辺どうやって締めるのかは気になる
監督も興味ない人だから観に行かないかな
ヒミズは園子温だったから観に行ったけど
この人の漫画は終わらせ方が糞って印象しかない
吉田でも大八じゃないのか
この吉田も評価高い。
「麦子さんと」「さんかく」とか。
吉田監督は心理描写が巧みで引き込まれる。
けどコメディ路線のほうが好きだな。
「死んだらええねん」と女性に暴言を吐いた関ジャニの渋谷や
恫喝してスマホ強盗するような山下とか錦戸が似合ってる
全く一緒だから
読んでたはずなのに記憶が薄いw
いな中で躁状態描きすぎたか
嵐もこんな風にうやむやのまま40になるのだろう
SMAPは10年後もカツラつけてシワだらけでアイドルしてるんだろうキモ
ぼくといっしょ→ホームレス中学生の話
グリーンヒル→バイクの話
ヒミズ・わにとかげぎす・シガテラ・ヒメノア~ル→どれがどれだかわからない
全く一緒でワロタ
話が殺人鬼のエピローグ中心にシフトしていったんで、
なんか気味が悪かったなあ。
って思ってたら、殺人鬼が主人公だったのね^_^
わにとかげぎす→スーパーの深夜警備員
シガテラ→つまらない高校生の話(バイク免許)
ヒメアノ~ル→豪邸殺人
サルチネス→高齢ニートの自分探しの旅