今年4月18日に公開された『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃』の興行収入が、6月27日までに22億2500万円超に達し、
シリーズ23作目にして1993年公開の第1作目『映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』を上回る最高記録を更新し話題を集めている。
長く続く長寿シリーズというと、ともすればマンネリになりがちだが、
今年公開された『名探偵コナン 業火の向日葵(ひまわり)』も、3年連続でシリーズ最高興収を記録。
ともに毎年安定した実績を叩きだしている。
マンネリに陥らないコンテンツのパワーはどこにあるのだろうか?
■“大人も楽しめる子供向けアニメ”として定着した2作
かつては、下品な下ネタやブラックジョークがてんこ盛りのため、“良識”のある大人たちからは眉をひそめられもした『クレヨンしんちゃん』。
あれから20年あまりたった今、いわゆる“サザエさん方式”で番組が続き、子どもたちを中心に友情や家族愛で協力し合って、
大人たちの建て前や見栄に対抗していくというストーリーを主軸としながらも、
子どもが喜ぶようなネタばかりではなく、大人でも楽しめるネタなども取り入れ、親子で楽しめるような作品に。
また、2000年代に入ってから、映画版ではTVとは違った方向性を打ち出し、“大人が泣けるアニメ”として、映画館では大人同士のグループも見かけるようになった。
官公庁などの啓蒙キャラとしても使用されることも増え、“子どもの純真な心を尊重した良質な作品”として再評価されているのだ。
また、『名探偵コナン』も、“サザエさん方式”で続き、来年はTVアニメ放送開始から20年を迎える。
身の回りで起こる難事件を子どもの身体になってしまった“江戸川コナン”こと高校生の工藤新一が解決していくという部分を軸としながらも、
映画版では起こる事件がより大規模で、アクションシーンが豊富だったり、幼馴染・毛利蘭とのラブストーリー的な要素が強調されていたりと、
大人も思わずドキドキハラハラしてしまう仕掛けが満載だ。
『クレヨンしんちゃん』と『名探偵コナン』は5作目以降、GW前の4月第3週か第4週の同時期に公開されるため、
2作品ともに楽しみに観ている大人のファンも多いようだ。
■「パラレルワールド」が許されるコンテンツの自由度
この2作品に共通しているのは、基本的にブレない設定・世界観、『水戸黄門』的なお決まりの結末がありながらも、
そこさえ守っていればSFのような非日常的なストーリーやキャラクターでもアリで、コンテンツとしての自由度が高いことだ。
TVアニメ版も含め、主人公たちが年を取らず、時間軸がほぼ一緒のため、視聴者は無意識のうちに“パラレルワールド”的に展開されるストーリーの感覚を刷り込まれている。
極端な話、『名探偵コナン』のように主人公が「キック力倍増シューズ」を利用して数百メートルのタワーまで跳んだり、
『クレヨンしんちゃん』のようにタイムスリップをするなど、“現実では有りえない”ことが起こっても、見ている側はすんなり受け入れられるのだ。
これは同じく長寿アニメの『ドラえもん』も同様で、普段の主人公たちの生活も差し込み、日常シーンから事件が起こっていくからこそ、違和感なくストーリーに入り込める。
こうした日常の中でうまく“非日常”的なできごとを見せ、見ている側が無意識のうちにその“非日常”を受け入れる姿勢ができていること、
コンテンツ側がそれを確信したうえでの絶妙な“ぶっとび感”で作品づくりをしていることが、つまらなくさせない秘訣といえそう。
言い方を変えれば、何でも楽しめる「心地良いマンネリ感」が、固定ファンをつかんで離さない理由なのだ。
“子供向け”“親子もの”から、“大人も楽しめる”作品として進化した長寿作品。
これからも、多少の毒とともに、子どもも大人も楽しめる様々な要素を取り入れて、
幅広い年代を楽しませてくれる“鉄板”コンテンツとして継続していくだろう。
(文/五目舎)
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あり得るの?不可能じゃん
うちの旦那は子どもと一緒に映画見ないよ。
でも、私が映画好きなので女の子2人と私でよく見る。
クレしん大好き!コナンは嫌い。
*91.6 ベイマックス
*77.3 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!
*56.5 シンデレラ (最終見込57.2)
*44.2 名探偵コナン 業火の向日葵
*38.9 映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記
*35.6 ドラゴンボールZ
*34.5 ワイルド・スピード SKY MISSION
*27.4 ビリギャル
*27.4 暗殺教室
*23.7 イントゥ・ザ・ウッズ
*22.8 ストロボ・エッジ
*22.5 アメリカン・スナイパー
*22.4 クレヨンしんちゃん オラの引越し物語
*19.8 寄生獣 前篇
*19.8 THE LAST -NARUTO THE MOVIE-
*18.6 アオハライド
*16.2 ホビット 決戦のゆくえ
*16.* 龍三と七人の子分たち ※公式サイトより7/6現在
*15.4 ナイトミュージアム エジプト王の秘密
*14.8 ラブライブ! The School Idol Movie
*14.7 寄生獣 完結篇
*14.0 ANNIE/アニー
*13.0 バンクーバーの朝日
*12.6 イニシエーション・ラブ
*12.5 テラスハウス クロージング・ドア
*12.4 海街diary
*12.3 ミュータント・タートルズ
*12.* トゥモローランド (最終見込14.5)
アニメ多いよ
ベイマックスすげーな
そんなにフィーバーしてたイメージなかったんだが
実写邦画1位は今のところ有村なんだね
ラブライブ15億か、結構やるな
つかももクロの映画って今年だったっけ?
封切り後すぐ「1億突破、すごい!」とか言ってたのに
結局最終で大コケか
どうググっても最終興行成績が出てこないんだよな
シンデレラつえーな
話の一番大事なところというかメインがすっぽり抜けてるのに
これを見た女子供は単に映画の華やかさを絶賛してるだけということか
上位のアニメにロボが登場してるな
・ベイマックス
・ドラえもん
・ドラゴンボールZ
・暗殺教室
売れるためにはロボキャラが必要なのかもな
しかし劇中の時間は一年も経過しない状況。
はたして一日何回の事件を解決してるんだろうかw
怪盗キッド目当てで40億超え
アニメに限らずテレビ局は多重下請構造で中抜きが酷いんだよ
ってかもともとが大人向けだろあれ
まあ、当初漫画アクションで連載してたようなのが子供に受けたほうが予想外だわなw
電車でうとうとして隣のオッサンの股間をチュパチュパするシーンとかあったからな
追い風になったね
本作はB級パニック映画のパロディみたいなシナリオで
面白かったよ
最近のハリウッドの記録ラッシュも同じことだろう
なんで今更映画館で見る人が増えてんのかは知らん
ドラえもんもコナンも何十年ってやってるのに毎年どんどん面白くなってるのはすごいと昨日DVD借りてきて思ったわ
現代の子供たちの感覚にちゃんと合わせてるし
要するにマンネリだって話だろ
水戸黄門や寅さんみたいなものだろ
映画の観客も保守的になってきてる
内容は充分マンネリしてると思うけど…
しんいちぃーっ!
変わらない日常も良いもんだよ。
それはサザエさんやちびまる子ちゃんをマンネリと言うのと一緒だぞ
一時期酷かったけどね
本作の監督を務めた若い橋本昌和は二年前のBグルも
(興行的には微妙だったが)内容的には良かった
多分作者が終わらせたくても終わらせられないところまで来ているんだろう
おっさんがツッコミを入れながら観るような小ネタ満載映画にしてる
元つってもつい最近までだったけど
出だしグレンラガンぽくて笑ったな
その時代、その時代で新規客が入ってくるから人気を維持できてんじゃないの?
だから内容がマンネリかどうかは関係ないのでは
コナンは明らかに固定客
だんだんと高齢化してきてる
シナリオが黒の組織関係じゃなくてもどうにかなる
ロボとーちゃんで号泣
3本しか見てないけど結構おもしろいね
なるほどあれもパラレルで内容云々より水戸黄門的に楽しむものなのか
自分はイマイチだったけど子ども達はゲラゲラ大爆笑だった(特にオナラネタ)
クレしんの「オトナ帝国」「戦国大合戦」は
アニメのみならず全邦画のなかでも
ここ30年のベスト10に入る名作
コナンはマンネリだろ
CMは毎回「新一!」「らーん!」だし
歳とらないってことか?それともただ単に長く続いてるってことか?
名探偵コナンはサザエさんとは違うだろ
まあそっちの方が軽くて暇つぶしには良いのかも
彼らが大人になって何をし、何を子供に勧めるかと思ったらこんなんでしたな。
別にアニメ漫画も良いんだが、ただそろそろちょっと考えた方がいいような映画興行収入ランキングだな。
コナンの解説がおかしすぎるだろ
キック力増強シューズで何百メートルのタワーまで飛んだりなんていう極端な考えに至るのも謎だし
そんなファンタジージックな展開と「パラレルだから」という理由は関係ないだろ
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 [DVD] 矢島晶子,ならはしみき,藤原啓治,こおろぎさとみ,関根勤,原恵一 バンダイビジュアル |