安田好弘弁護士、宮崎学、阿武野勝彦プロデューサー、土方宏史監督が「ヤクザと人権」について語り合った。
東海テレビドキュメンタリー劇場第8弾にして、『ホームレス理事長 ~退学球児再生計画~』の土方監督の最新作となる本作は、暴力団対策法、暴力団排除条例の施行後に生きる現代のヤクザがモチーフ。
組長が「ヤクザとその家族に対する人権侵害が起きている」と語るなど、従来とは違った状況が映し出される。
「取材対象に制約はない」と語る阿武野だが、「次は暴力団についてやりたい」と語る土方監督に対しては「とんでもないことを言うなと思った。僕は完全に腰が引けてしまい、
やりたくないと思いながらも、とりあえず調べてみたらと言ったんですけどね」と冗談交じりに述懐。
それに対して「東海テレビは取材対象に規制はないし、阿武野だったらこれはやりたくなると思った」と確信を持って語る土方監督の言葉に、
必死に首を振っていた阿武野だったが、「結局、ミイラ取りがミイラになってしまいました」と苦笑いすることしきり。
現在は、東海テレビ報道部で報道記者をしているという土方監督だが、愛知県警の警察官から「今のヤクザは落ちぶれてかわいそうだよ」という話を聞き、意外に思ったことが本作企画のきっかけだったという。
「ヤクザは恐ろしい存在だと思っていたら、実は今は悲惨な状態になってると。すごく強いと思ってた人が、実は弱い感じになっているというのは面白いと思った」とその感触を語る。
本作で密着した組には、部屋住みと呼ばれる雑務を担当する20代前半の若者が登場する。
「彼は過去にいじめられた経験があって。高校時代はずっと家にいたそうです。いわゆるヤクザの典型的なタイプとは違うが、今の時代のドロップアウトした子。そういう子が事務所にいたのがビックリしました。
彼は上の人からしかられたりして、大変な暮らしをしていましたが、家で誰とも接しないでぬくぬくとした暮らしをしていた時よりも、人とのぶつかり合いが現実的だというんです。これには考えさせられましたね」と振り返った土方監督。
その後もヤクザの現状、警察が抱える矛盾、家宅捜索、メディアのあり方など、興味深い話の数々に、会場は熱心に耳を傾けていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『ヤクザと憲法』は2016年1月2日よりポレポレ東中野にて公開
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> 安田好弘弁護士
こいつ、光市事件のドラえもん弁護士じゃねえか
昔、バッシング絶頂時の安田に密着取材した番組もやってるから、その縁だろうな
後日組を辞めて名古屋でコンビニ強盗して捕まってニュースになってて笑った
立入禁止の汚染地域の現状取材でもいいと思う
ほんとに地上波キー局では絶対やれないレベルのを深夜ながら流してくれる
映画として公開もしてるから、レンタルして観てみるといいよ
>>15
東海もすごいが、名古屋の放送局、ドキュメンタリーは力入れてる。
一見緩そうな作りのCBC。
賞取ったのは何故か医療系の中京テレビ(YouTubeの中京テレビ公式で観られる)
わしが観る時はスポーツと政治の関係なメ~テレetc.
やくざの味方に成る弁護士って暴力団への利益供与だな
と女は言う。
被差別をカミングアウトも大きいけどね。
いつもなら預からないタイプの女の子が
ある日の朝に屋上から飛び降りて自殺したのは驚いた。
いじめられてた男の子が夏休みだけの体験入所で日に日に逞しくなってて。
でも、もう来たくないって本音を漏らしてたり。
最近のヤクザは暴対法でシノギできなくて本当に金欠で、郊外の安いキャバに来る金もないとか
だから、キャバでも地回りの某組の連中もあまり見かけなくなったとさ
戸塚ヨットスクールは、いま――現代若者漂流 東海テレビ取材班,阿武野 勝彦,齊藤 潤一,森 達也,吉岡 忍,名取 弘文 岩波書店 |